日本人の話す英語ってアメリカ人にはどう聞こえるの?
13 4月
Yahoo知恵袋の質問の中に、アメリカ人が話す日本語はカタコトに聞こえることがあるが、日本人が話す英語もカタコトに聞こえるのかというものがあります。
果たして日本人アクセントがある人はすべてカタコトの英語に聞こえるのでしょうか。
ベストアンサーに選ばれた回答によると、英語を話す人は以下の3つのレベルに分けられるそうです。
1.発音も母国語の影響を強く受けている。語彙も少なく、文法的な間違いも多い。
2.語彙力がついてきたが、構文、言い回しなど相手の国特有の表現がまだ身についていない。
3.上級者と呼ばれる段階で、通じる発音・十分な語彙、豊富な表現力を備えている。
第1段階は、broken Englishと呼ばれる崩れた英語で、日本語でいう「カタコト」と呼ばれるレベルです。
特に助詞が正しく使われていないがために、日本語でいう「こんにちは!」が「カニチワ!」に聞こえてしまうのです。
これは、good morningをおもいっきりカタカナ発音で読むのと類似しています。
第2段階のレベルでは、日本人のアクセントがありますが、多少不自然ではあるものの意味は通じ、会話に支障がありません。
アメリカで仕事をする場合は最低でもこの段階のレベルが求められるようです。
最終段階に入ると、相手から聞き返されない発音を習得し、ネイティブが日常的に使う、日本の教科書にのっていない言い回しや、文化的背景を知らないとわからないような表現を使えます。
アメリカンジョークへの理解はこの段階にあたるのではないでしょうか。
多少のアクセントが残っていても、ここまで来れば立派な英語習得者とみなされます。
日本人は、「発音がネイティブのようでないと英語を習得したとは言えない」というイメージが強いものですが、実際アメリカは移民の国ですので、英語文法や表現方法が完璧であっても、出身国独自のアクセントが強い人がたくさんいます。
しかし、彼らはアメリカで英語を使用して生活している、立派な英語習得者ですね。
英語習得を目指す時に必要なのは、アクセントをネイティブに近づけることでなく、十分な語彙、豊富な表現力を備え、最低限相手に通用する音を発声することなのです。
参考:Yahoo知恵袋より http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414459684
(photo: Tobyotter/flickr)