日本人男性はゲイっぽい?アメリカ人から見る日本人留学生
7 3月
留学生活をはじめて数ヶ月ほどたつと、序所に環境にも慣れてきて、自分だけでなく周囲にも目がいくようになります。
私が留学生活を始めて半年ほどたったころ、クラスが終わって教室から出たところにいた白人の学生二人が話しているのを耳にしました。
“All Japanese guys look so gay, but they are actually not. Look at the guy! He’s wearing girl’s boots!!”
(日本人の男はみんなゲイに見えるけど、そうじゃないんだぜ。
ほら、あいつ見てみろよ!女物のブーツはいてる!!)
私も思わずその日本人男性を目で追ってしまいました。
彼はすねまで隠れるようなブーツを、ジーンズをたくし入れて履いていたのです。
確かにこのファッションは日本の男性用雑誌などで見かけたことがありましたから、今若者の間で流行しているのであろうことは想像できましたが、その当時アメリカではこのようなファッションは主に若い女性の間で人気があり、男性がしているところは一切見かけませんでした。
また日本人男性はアメリカ人男性と比べると体系も細身の人が多く、
ぴっちりした服やおしゃれな服を着ている場合が多いため、
おしゃれなぴっちりした服を着ている=ゲイ
とつながってしまうわけです。
実際たいていのアメリカ人男性はTシャツにジーンズが主流で、
日本人男性のようにファッションに気を配る人はほとんどいません。
そういうわけでこのようなあちゃちゃ~がたくさん起こるわけです。
また、一時期日本でピンクのTシャツがはやりましたが、ピンクや紫などはゲイを象徴する色と考えられており、男性が着ているのを目にすることはまずありませんので注意しましょう。
また、今は少なくなってきていますが、口に手を当てる動作やひじに手を置くなど繊細な仕草はアメリカ人にとって、ゲイに見える可能性が大です。
ちなみに・・・
”You are so gay.”
というフレーズがありますが、
直訳すると「あなたはとってもゲイですね。」という意味ですが、
実際は
「そんなゲイみたいなこと言ってるんじゃないよ。」
という意味で使われます。
例えば二人のアメリカ人男性のうち一人が、何か女性らしい言動をしたとします。その時にもう一人の男性が、”you are so gay.”とふざけてからかう、という具合です。
もちろんそこにゲイの人がいた場合は失礼にあたりますのでそのフレーズは避けましょう。
また女性から男性に向けて言うのも避けたほうが賢明です。
アメリカ都心部ではゲイに対する差別も少なく、認知されていますが、アメリカ人男性のゲイに対する感覚は、「存在自体は認めるけれど、一緒にされたくない」というのがほとんどです。
なので、女性からそれを言うことで、男性のプライドを傷つけてしまうこともあります。男同士でからかいあうのはいいけれど、恋愛対象の異性から言われるのはタブーというわけですね。
(photo: Mike Licht, NotionsCapital.com / flickr )