「いただきます」、「ごちそうさま」って英語でなんて言うの?

14 11月

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日本では日常的に使われている、「いただきます」「ごちそうさま」ですが、
英語ではこれにあたるものはありません。

キリスト教徒の場合は食事前に感謝の祈りをささげることはありますが、
これは日本で言う「いただきます」とは違う意味のような気がします。

なぜなら、日本の「いただきます」は作ってくれた人に対してですが、キリスト教の食前の祈りはジーザスに対しての感謝を表すからです。
クリスチャンを除いて、欧米人は基本的に何も言わずに食べ始めます。

食べ終わった後も特に何も言いませんが、作ってくれた人に対してはIt was good.「おいしかったよ」の一言を言うのが、「ごちそうさま」の代わりに当たって良いかもしれませんね。
またその他にも、「ただいま」「いってらっしゃい」にあたるものもありません。

近い言葉で言えば、I’m home.ただいまbyeいってらっしゃいがそれに近いかもしれませんが、I’m homeも普段あまり耳にすることは少なく、どちらかと言うとHi.が多く使われているような気がします。

また、byeの代わりにsee you laterもよく使われます。 「よろしくお願いします。」「お世話になります。」も日本独特の決まり文句です。 これにぴったりくる英訳はありません。

よく、日本での慣習を英語でどう言うの?
と生徒さんに聞かれますが、そもそもこれは日本の中での慣習なので、それを無理やり英語に直そうとすると変な感じになってしまうことが多いのです。

アメリカではアメリカの、日本では日本の慣習に沿うようにすると一番自然ですね。

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