文化と言葉の~英語での話し合い【シチュエーションで英会話~留学編】

6 12月

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SayaがDanと付き合い始めてから半年が経過しました。

最近はお互いの文化の違い言葉の壁で意見の食い違いが出始め、たびたびディスカッションをするように。

英語でのディスカッションが始まったら、どのように解決まで持っていくのでしょうか。

Dan: What’s wrong with you at the party? 

「パーティにいたときどうしたの?」

 

Saya: Awww, sometimes I feel tired to be surrounded by American people.

「う~ん、時々アメリカ人に囲まれていると疲れるんだよね。」

 

Dan: What do you mean?

「どういう意味?」

 

Saya: Well, I am OK for the first two hours, but after that, I loose all my energy and cannot listen or speak in English.  Then, I feel like I don’t belong here.  I feel lonely.

「えっと、最初の2時間はいいんだけど、その後は急にエナジーがなくなって、英語を聞くのも話すのもできなくなっちゃう。それから、ここに自分は居場所がないんだなって思う。孤独を感じるんだ。」

 

Dan: That doesn’t make sense.  You speak just fine.

「意味不明だよ。君ちゃんと英語話せるじゃないか。」

 

Saya: You don’t understand because you have never experienced living in a foreign country.

「あなたにはわからないよ、だって外国で暮らした経験なんてないんだから。」

 

Dan: Hmmmm, that’s true.  But, this is your choice to be here.  That’s something that you have to deal with.  But, remember.  I’m always here for you.

「うん、それはそうだね。でも、君は自分の意思でここにいるんだから。これは君が自分で乗り越えなきゃいけない問題だよね。でも、僕はいつでも君のためにいるっていうのは忘れないで。」

ダンの最後の、I’m always here for you.「僕はいつでも君のためにいるよ。」の言葉は、孤独を感じている留学生にとってじーんとくる言葉ですね。

 

What’s wrong with you.、「(君は)何が問題なの?」というように、相手の行動を責めるようなニュアンスがあります。
おそらくサヤは、パーティで一人隅のほうでじっとしていたのでしょう。
ダンはこのことに関して、いったいどうしたのかと理由を聞いているんですね。

 

You don’t understand because you have never experienced living in a foreign country.

「あなたにはわからないよ、だって外国で暮らした経験なんてないんだから。」
とサヤがダンに向けて言っていますが、この部分のbecauseに注目しましょう。

接続詞becauseは、主語+述語 because 主語+述語、もしくはBecause 主語+述語, 主語+述語のように二つの文が一文に含まれていないと成立することができません。
上の文章をBecauseを先頭に持ってくると、

Because you have never experienced living in a foreign country, you don’t understand.となります。

 

また、you have never experienced living in a foreign country.とありますが、これは現在完了の否定となります。

現在完了形には、経験「~したことがある」、完了「~した」があり、今回の文章は経験を表します。

現在完了形の基本の形は、主語+have+完了形となります。

また、上のように「君は経験したことがない(何を)」の「何を」にあたる部分は、動詞experience(完了形:experienced)のすぐ後ろにくるため、現在進行形となります。

これで、「あなたは一度も経験がない 何を?→外国に住むということを」となります。

またhaveの後ろにneverをつけることによって、「一度も~ない」という否定を表すことができます。

 

ダンがボーイフレンドとしてとてもsupportive「協力的」になっていますので、サヤはきっとこの文化の違いを乗り切ることができるでしょう。
パートナーとの文化の壁は、お互いのサポートなしでは難しいものがあります。
どこまでお互いを信じて助けあえるかがキーですね。

(photo: anamobe / flickr )