「留学」という進路を決めてから、まず私がやったこと

31 1月

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私が留学を決めたのは単純にアメリカという国に憧れていたからというのと、英語が話せるようになって、将来のキャリアに活かしたいという理由からでした。

高校2年生の時に進路を決める際、大学に行けるほど経済的に余裕がなかったため
というのもあり、

「目標もなく短大や専門学校に行くのはもったいない。
それなら高卒で就職してお金をためて、留学しよう。」

と決意したのです。

私は18歳からホテル会社のカスタマーセンターで3年間働きました
給与が月20万円で、ありがたいことに親と同居させてもらい、
更に学費をためるためと生活費を免除してもらいました。

自分へのおこづかいを月1万円以内と決め、そうして3年間で600万の貯金をためました。

もちろん月1万円のお小遣いでは満足に友達とも遊びにいくことはできませんでしたが、幸いなことによい友人達に恵まれ、彼らはなるべくお金がかからないよう私に合わせてくれました。
そのうちの一人が、飛行機に乗る直前に手紙と一緒に3万円を選別として包んでくれたのを飛行機の中で発見したときは涙が止まりませんでした。一生忘れられない思い出です。

そんなこんなで目標だった留学資金をクリアし、学校探しや手続きを始めることにしたのです。
私は英会話を週1で習っていただけで、読み書きはまったくできない状態でした。
ですので、留学をするのにどうやって学校を探したり入学手続きをすればいいのかなんて想像もつきませんでした。

そんな時、叔父の知人が留学斡旋会社で働いていると聞き、頼ることにしたのです。

まずその会社に赴いて担当者の人に学校の希望を伝えました。
まず一番気になったのが治安、そして次に費用でした。
後は南部は英語のアクセントが強いと聞いていたため、なるべくアクセントがないところという希望内容でした。

費用を抑えるのによい方法は、Community College(コミュニティカレッジ)に行くことでした。
コミュニティカレッジとは、日本で言う短大のようなものですが、決定的に違うところは2年の過程4年制大学3年次から編入する資格が取れるところです。

当時費用はコミュニティカレッジで1学期(2期制と4期制がありますが、私の場合は4期制)30万ほどでしたので1年で120万、卒業までに240万あれば授業料はカバーできる計算です。
それに比べ4年制大学は1学期4期制で45万から60万はかかりますので、コミュニティカレッジで2年間学ぶほうが金銭面ではかなり得なのです。

結局話し合いの末、治安のいいワシントン州シアトルのコミュニティカレッジへの入学が決まりました。

<次回へ続く>

(photo:TANAKA Juuyoh (田中十洋) / flickr )
(photo:パームツリー / 写真素材 PIXTA )