海外生活、感動のエピソード
30 5月
皆さんはバックパッカーという言葉をご存知でしょうか?
バックパッカー(backpacker)とは、低予算で海外旅行をする人たちのことです。
もともと、バックパック(backpack:リュック)を背負って、公共機関や安ホテルに宿泊して旅をすることから、バックパッカーという言葉はきています。
また彼らの特徴は、現地の住民とコミュニケーションを多くとることにあり、ホテルに宿泊せずに、現地で知り合った人たちのお宅へ泊めてもらい、その友人知人を紹介してもらって、次々に宿泊地を変えるバックパッカーの人たちも多くいます。
Yahoo知恵袋の回答者の一人は、1年半のヨーロッパ生活をしていました。
そのうちの1年間は、現地の人のお宅で生活をさせてもらったそうです。
そして驚くべきことに、現地で知り合い仲よくなった人に、半年もの間無料で宿泊させてもらったのです!
日本ではちょっと前に知り合った人を宿泊させるなんて、考えられないことですね。
それほどそのヨーロッパの国の人たちは新しい出会いを大切にし、相手を信頼できるということなのでしょう。
またイタリア滞在時、知人の紹介で知り合ったシェフの人に、手長海老のパスタが好きだと軽く言ったら翌日仕事場を抜けてわざわざ届けに来てくれたそうです。
もちろん無料でです。
このような他人に見返りを求めない親切さは、私の住むアメリカではなかなかお目にかかれるものではありません。
同じ外国でも、本当に住む場所によって違うと感じます。
これらの話を聞いてすばらしいと思ったのは、誰もが見ず知らずの他人に疑心を抱く中、ある国では出会ってすぐに信頼関係を築けてしまうということです。
日本やアメリカでも、こういう穏やかな気持ちで広く他人と関われる世の中になれば良いなと思います。
参考:Yahoo知恵袋よりhttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1086816105
(photo:garryknight/flickr)