日本語を学ぶ気ゼロのアメリカ人夫たち

2 7月

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アメリカ人と日本で結婚して、生活の拠点を日本にした日本人妻から寄せられる夫への不満のひとつに、夫が日本語を勉強する気がないことがあげられます。

日本人からしてみれば、外国で生活していてその現地の言葉を学ぶ気がないというのは驚くべきことですが、まれにアメリカ人は、特に支障がなければ習得の必要がないと判断することがあるのです。

例えば、日本で生活していても、妻との第一言語は英語であり、仕事に行けば言語は英語で、友人たちもみな英語を話せる環境にいればどうでしょう?

日本語を学ぶ必要性を全く感じませんね?

また、ご近所の人たちや、レストランなどの公共施設などで出会う人たちも、日本人は外国人に対して進んで英語で会話しようと努力する親切な人たちが多いですから、ますます日本語がなくても生活できていると思わせてしまう節があります。

言語学習に一番必要なモチベーションが全く感じられない環境にいると言って良いでしょう。

 

もちろんこれは全てのアメリカ人に当てはまることではありません。

短期間でとても流暢に日本語を話せるようになるアメリカ人もいることでしょう。

ただ日本に住むということは、外国人にとってその言語を話せなくても住みやすいということは確かです。

 

それではアメリカ人と日本で同居する場合に、そのパートナーに日本語を習得することを望むのは無理なことなのでしょうか?いえ、そんなことはありません!

例えば、二人の間に子供ができたらどうでしょう。

アメリカ人は、親子間のコミュニケーションをとても大事にします。

子供が母親と話している内容が分からなければ、それこそ必死になって勉強することでしょう。

それでも勉強を始めないという人は、おそらく求めるのを諦める他ないと思いますが、そういう人はアメリカ人では少数派にあたると思います。

もし、子供がいない家庭であれば、たとえば頻繁に英語を話せない人を家に呼ぶ&滞在させるなんていうのも効果的です。

日本語を話す機会を必然的に増やしてしまいましょう。

 

ただし、相手に求めすぎるのはよくありません。まして、勉強しろと強要するのはもっての他!

アメリカ人は、個々の自由を大事にします。

ですので、夫婦であっても、あまつ親子であっても、ああしろこうしろと強要するのは失礼にあたることがあります。

しかし上記のような言語習得に必要なモチベーションさえ用意すれば、自然と自発的に勉強するようになるのです。

 

参考:Yahoo知恵袋より http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1143792196

(photo: Frenkieb/flickr)