毎週末がパーティー!?初めての寮生活とそこで出会った仲間たち

14 2月

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空港から寮に到着するとまず、空港で迎えが来ないときに電話で優しく対応してくれたルークに会いました。
彼は学校に雇われて寮の管理をしており、何かあったらすぐに連絡してくださいと言われ、初めて他国で暮らす心細さから、その優しさにときめきを感じずにはいられませんでした。

1週間程たって、実は彼はゲイだと知ったときのショックは忘れられません。

私の部屋は3階にあり、キッチンとつながっている大きなリビングがひとつ、
バスルーム2つ、そしてベッドルームが4つの大きな共同部屋です。
まだ他のルームメイト3人は到着していないということで、リビングにもキッチンにも物は何もなくがらっとした雰囲気でしたが、日当たりもよく、
清潔感のあるきれいな部屋でとても気に入りました。

気分が向上したのもつかの間、まだ入居者が私だけのため、冷蔵庫はもちろん空っぽ
部屋にはベッドフレームとマットレスだけで、シーツも枕も掛け布団もない、そしてテレビもインターネットもないため娯楽も全くなしという状況に気づいたのです。

食べ物は干ししいたけやわかめなどの乾物しか持ってきておらず、外は暗闇
とりあえずシャワーだけ浴びて、真冬の1月の凍える寒さの中、ヒーターをがんがんにつけてもってきた服を布団と枕代わりにして一晩過ごすこととなったのです。

それから1週間程経過したころには、寮で友達と言える人がたくさんできました
寮に住む利点は多国籍の友人ができるということです。
寮にはフランストルコインドネシアタイ中国韓国など世界各国からやってきた留学生がたくさんいますし、たまに違う州からやってきたアメリカ人がいることもあります。

私の経験から言うと、フランス人はパーティが大好きで、
ほとんど毎週末彼らの部屋ではパーティが行われています。
たまにうるさくしすぎて近所の人に通報され、警察が来たりなんてことも
珍しくありません。

月曜から金曜までは勉強漬け、金曜の夜からはパーティで騒いで日曜の朝から
課題をこなす

それがアメリカでの学生の日常です。

そんな生活の中、一生の友達とも言える仲間ができました。

同時期にやってきた日本人留学生マチコミカです。
同郷ということで、私たちが仲良くなるのに時間はかかりませんでした。

マチコはアメリカ人の彼がおり、英語はすでに上級レベルだったため、積極的に
アメリカ人の寮生と話していました。

そんな中彼女を通して知り合ったのがカリフォルニア出身のアメリカ人コナーです。
ある日コナーに、

「寮の費用は高いからアパートか一軒屋を探して出ようと思うんだけど、一緒にこないか?」

と誘われたことで、私たちの共同生活が始まったのです。
後にマチコに一目ぼれしたアメリカ人ハリーとコナーのサッカー友達カルロスが
加わることとなるのですが、そのお話はまた次の機会に。

(photo:Wonderlane / flickr )