私んち風、夫婦生活をうまくやっていく秘訣1

8 9月

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第一条

夫の欠点をかわいいと思え。

 

 

うちのアメリカ人の夫は、妻の私が言うのもなんですが

頭がよく、頼りがいのある人です。

ユーモアにあふれ、常に周囲を笑わせています。

また、熊さんのような、

いつでも守ってくれそうな大きな体も

彼の好きなところのうちのひとつ。

また、きっと彼となら、どんな地に行っても大丈夫という自信があります。

 

彼を夫として選んだのは、

[日本人が生活するのには過酷な地、アメリカで生き残る]

というサバイバル精神から来ているといっても過言ではありません。

 

そんな彼も、欠点があります。

それは、わがままで、子供のようなところがあるところ。

例えば、子供って母親に対して、

 

「常に自分に目を向けてもらいたい」とか、

「どんなに忙しくても話を聞いてもらいたい」

 

とかっていう欲求がありますよね?

そしてそれがかなわないとすねてしまう。

 

夫がまさにそうなんです。

私がちょっと忙しくしていたりして、

話を中途半端に聞こうものなら

子供のようにぷんとすねてしまいます。

 

「男性は女性に対して母性を求める」

と以前聞いたことがありますが、

まさに彼がそのタイプ。

子供は母親に対して何をしても許してもらえる、

という気持ちがありますから遠慮がありませんよね。

彼も私に甘えているのか

大人同士では許されないわがままを言う時があります。

 

例えば、息子が暑がっているからと夫の話を中断して

別の部屋に移動しようとすると怒ってしまったことがありました。

これに対しては、

「何で!?だって部屋を移動するなんて数秒じゃない?」

と理解不能だったのですが、

内容が今後の家族の生活にとって大事なことだったため、

後から振り返ったときに、

(ちょっとくらいだったら息子は大丈夫だっただろうな。)

とこの件に関しては反省しました。

 

きっと、彼は私が真剣に話を聞いていないと思ったんでしょうね。

大事な話をしているときなどは、

息子より夫を優先させることは必要なことかもしれません。

 

まあ、わがままを言われるというのは、

それだけ心を許されていると言うことでしょうか。

それにしても彼はわたしより年上ですから、

すねてもかわいいとは思えませんでした。

理不尽な言いように、私が反論して

喧嘩になったりとか前はしょっちゅうでした。

 

今は息子が生まれたので、

夫が大きな子供に見えることがあり、

「はいはい、今度はこっちね。」

といった具合に、

二人のboysに常に自分が要求されている

ということが嬉しかったりもします。

これが男の子を持つ母親の特権なのかもしれませんね。

 

というわけで、

「このくそ~」と思うことも、

「まったく、またか。本当に仕様がないんだから。」

で済ませられるようになったため、

我が家の夫婦喧嘩も回数が大幅に減りました。

 

というか、私が、

彼のわがままが出た時に

(また出たぁ)とふっと笑顔になるので、

彼もつられて笑顔になってしまうんです。

 

夫の欠点をも愛せるようになるということは、

それこそ究極の愛ですね。

相手の欠点を直すことをあきらめてしまえば、

こんなに簡単に夫婦円満な生活が手に入ってしまうんです。

 

時には、「挫折が成功の基」になることがあるんですね。

 

(photo:Ed Yourdon/flickr)