私んち風、夫婦生活をうまくやっていく秘訣2

10 9月

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第二条、

何か頼む時はあえて丁寧語で。

 

 

同棲生活を続けていると、相手への遠慮が

いい意味でも悪い意味でもなくなります。

 

夫への出会った当初の印象は、

「礼儀正しく、尽くしてくれる人」でした。

まさに私の理想のアメリカ人男性だったんです。

 

ところがどっこい、同棲を始めてみると、

だんだんとお互いの妥協できるところとできないところが出てきて

それを隠すこともなくなりました。

 

彼は当初の人柄からいっぺん、

「わがままで言いたいことは我慢しないでばんばん言う人」へ。

私はと言えば、英語が以前より上達して

言いたいことが言えるようになったため、

かわいらしい大和撫子な日本人女性から

いっぺん気の強い女性へと変貌しました。

 

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますね。

どんなに気の許せる相手であっても

夫婦であっても

決して忘れてはいけないものです。

 

私は親元にいた頃、

自分の家族に対してずかずかとものを言っていました。

そして、それを許されてきたのです。

それは彼らの子供や妹という位置だったから許されてきたものでした。

 

しかし今は血のつながりの全くない夫との生活。

家族といってもたとえ他人。

それなのに、ずけずけと物を言っていたものですから、

それが原因で喧嘩のもとになったりしました。

家族の元にいた頃のように

甘えたことが許されないのは当然のことですよね。

 

私たちは、5年にわたる同棲生活と、

言葉と文化の壁による葛藤が多かったために、

事あるごとに嫌味を言いあったりと

売り言葉に買い言葉になっていた時期がありました。

「何、その言い方!?」

とお互い思うことが多くなっていたんですね。

 

しかしたまたま、彼が丁寧に

Could you make a phone call tomorrow?

「明日電話をかけるのお願いできる?」

(カスタマーサービスに問い合わせる必要があったか何かの状況で)

と言ってきたのです。

それは嫌味を意味した丁寧語ではなく自然なものでした。

 

それを聞いた時に、

「彼は私に敬意を払ってくれている。」

ととても嬉しく感じたのを覚えています。

それからというもの、私も何かお願いする時は

必ずと言って良いほど丁寧な言葉使いを心がけています

 

大事なのは、お互いをリスペクト(敬意を払う)するということでしょうか。

[お願いするときはあえて丁寧語でする。]

これはとても大事です。

夫婦は家族であっても所詮他人なんです。

親元にいた頃のような甘えた態度では決してうまくいきません。

ある程度一線置くことが夫婦円満の秘訣なんです。

 

(photo: couscouschocolat/flickr)