私んち風、夫婦生活をうまくやっていく秘訣6

4 10月

author:

第六条、

何事も夫任せにしない。夫の尻拭いも妻の役目。

 

 

夫と結婚後、グリーンカード申請の手続きをする必要がありました。

アメリカ人と結婚した日本人女性のブログが参考になると思い、

ネットでいろいろと読んでいたのですが、

夫に全てをやってもらったという女性が多く

驚いたのと同時にうらやましく感じたのを覚えています。

 

うちの夫は他力本願を一切許しません。

自分に厳しく、他人にも厳しいタイプの完ぺき主義者です。

特に日本文化にある「女だから許される甘え」は一切通用しません。

また、英語が第一言語でないことも、

アメリカ生活3年目を迎えてからは

言い訳としかとらえないようになりました。

とにかく、厳しい人です。

 

私も基本的には自分で全てやりたいタイプなのですが、

やはり甘えさせてくれる旦那さんの話を聞いたりすると、

ちょっぴりうらやましく感じたりするものですね。

 

さて、夫はやり始めたことは確実にこなす完ぺき主義者ですが、

事を先に先にと延ばす癖があります。

私は逆にやらなければいけないことは先にやってしまうタイプで

夫のこれがどうにも許せないのですが、

さらに先に延ばしたものをぎりぎりで私に任せる傾向があります。

(例えば請求書の支払いや保険の加入などのペーパーワーク。)

 

これには毎回参ってしまいます。

任された以上完璧にこなさないと怒られるという

理不尽なことが待っているので、

(これで何度も喧嘩に!)

リサーチをしたり、ミスしないよう何度も確認する

という処理能力が身についてきました。

 

まさに夫に日々鍛えられる日々

なんだか家でも事務の仕事をしている気がします。

 

これを言うと周囲の女友達は、

「よくそんなんで耐えられるね!」

と言ってきますが、耐えられなくなったら結婚生活がThe End。

それに、私はとことん苦難に立ち向かうのが好きなタイプなので、

むしろ甘やかしてくれる結婚してしまったら

それこそ腑抜けになってしまうことでしょう。

私の英語力は、周りの日本人の人たちと比べて

はるかに高いと自負しています。

それは今の夫に愛のムチよってしごかれた結果と言えるでしょう。

 

まだまだ夫の生活能力にはかないませんが、

彼の完璧主義は尊敬に値するとして

ちょっと理不尽な言い方にムカっときつつも

日々精進の毎日なのでした。

 

何でこんな人を選んだんだろう

結婚相手に対して思う人はたくさんいると思うんです。

でも実際そう思っても、他の良い部分でカバーされていて

別れるなんて考えられなくないですか?

 

うちのように厳しい夫には

妻もそれ相応の努力と我慢をする必要があります。

でもそれは、自分自身を成長させてくれるもの。

どれだけ相手に器のでかいところを見せられるか。

それが、気難しい相手を選んでしまった人の

結婚生活をうまくやっていくための秘訣なんです。

(う~ん、本当に何でこんな大変な人を選んだんだか。)

 

(photo: donjd2/flickr)