私んち風、夫婦生活をうまくやっていく秘訣8

22 10月

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第八条、

子供と夫に平等に接するべし。

 

 

 

久しぶりに家族に会いに

日本からアメリカに帰ってきて数日経った時、

夫は私に向かって事あるごとにネチネチと言うようになりました。

 

例えば、

「テレビを見ていない時は消してよ。」

「子供の部屋の電気つけっぱなしはなぜ?」

「ピザで嫌な経験をしたって言ってあったのに

なんでまた買ってきたの?」(別のメーカーなのに、意味がわかりません。)

 

などなど、数え切れないほど一日に言われ続けました。

さすがの私もこれには耐え切れず、

どかーん!と怒ってしまい、双方喧嘩になりました。

 

まだ親子共々時差も直っていない、疲れた状態であったため、

「子供が泣いている時や忙しくしているときは

電気やテレビのつけっぱなしくらい許してよ。」

というのが私の主張でした。

 

しかし夫は聞く耳持たず、

ひたすら私に対して

「どうして喧嘩を売ってくるわけ?ずっと態度が変だったのは君だろ?」

と言い続けてくる始末。

 

喧嘩を売られ続けていたのは私なのに、

相変わらずの理不尽さご健在か!と思いましたが、

ふと最後の、ずっと態度が変だったのは君の部分が気になりました。

 

日本に長く滞在していて、私は母や祖母、その他親戚からとても良くしてもらい、

かつ息子がいつもそばにいたため、

彼に対して全くと言って良いほど会えなくて寂しいという気持ちがなかったんです。

よく、子供ができると夫がいなくても女は生きていけると聞きますが、

まずいことに、まさにそのような心境が起こってしまったんですね。

 

今まではアメリカで生活していて親子3人仲良くやっていかなくてはという

気持ちを強く持っていたのですが、日本での滞在があまりに楽しくて

その気持ちを置き忘れてきてしまったのかもしれません。

 

祖母、母が子育てを助けてくれていて楽をしていたのが、

アメリカに帰ってきて一人で全部しなければならず、

育児や家事だけに力が入ってしまって

夫をないがしろにしていたのかもしれません。

夫に対しての気遣いや愛情が示せていなかったとこの時反省しました。

 

子供はいずれ巣立ちます。

でも夫とは生涯年老いても死ぬまでずっと一緒にいるんです。

夫と子供、同じくらい、もしくは夫に子供以上の愛情を

時には示さなければならないのかもしれません。

 

夫はきっと私のことを子供と同じくらい愛してくれていて、

子供一筋にはなっていなくて、

私からも愛情を注いでもらいたいと望んでいるのかもしれません。

母親は子供に対して一身に愛情を注ぎがちですが、

夫も同じくらい愛情を注ぐことが、

夫婦円満の秘訣と言えるのではないでしょうか。

 

(photo:JodyDigger/flickr)