アメリカのクラス風景
20 7月
アメリカでは常に積極的に発言する
アメリカの大学のクラスでは通常講師が一人につき生徒数は小規模のものでは10人以下、大規模のクラスでは100人以上に上ります。
小規模のクラスでは講師は生徒一人一人とコミュニケーションを多くとる特徴がありますので、小規模のクラスを好んで受講する生徒は多いようです。
日本のクラスと大きく異なる点は、ほとんど毎授業ディスカッションがあることです。
ディスカッション(Disucussion)とは、講師が出した議題や問題に関して、どう思うかを生徒同士で話し合い、最終的な答えを導き出すことです。
通常講師から学期始めにそのためのグループが決められます。この通常4人~5人ほどで構成されるグループメンバーは、グループワークと呼ばれる課題も一緒にこなす1学期間共通のメンバーなので、チームワークを大切に、積極的に発言しましょう。
英語がつたないからとディスカッションに参加しないと、自分の意見がない、チームワークのない人間と思われてしまうこともありますので、注意しましょう。
わからないときはどこがわからないのかをメンバーに質問して、グループの話している内容にある程度ついていけるように、また自分の意見を言えるようにします。その方が、チームワークを大切にして、輪の中に入ろうとしている様子が伺えますので、じっと黙っているより好感がもたれることが多いようです。
アメリカでは一人一人がリーダーのような発言をします。
自分はどう思うか、課題提出までのタイムスケジュール、どの分担を誰がやるかなど、それぞれが積極的に案を出し合います。
始めは勢いに押されてしまうかもしれませんが、アメリカ人に混じって積極性を出すことが、より高い評価を得られることにつながる場合もあります。
例えば、講師がチームメンバーから見た個人の評価を、グループメンバー一人一人にアンケートをとって行うこともあります。
チームワークはアメリカ社会で必須のものですので、テストの点数やプレゼンテーションの点数に追加で評価をされることが多いのです。是非英語がわからないからと人任せにせず、わからないながらも一生懸命取り組むようにしましょう!
(photo:mikecogh / flickr )
(photo:Gavin Llewellyn / flickr )