アメリカ人の別れ方
1 3月
日本では別れを切り出す時、
「ごめんなさい。他に好きな人が・・・。」
「考え方が違うから、もう別れた方がいいと思う。」
「近すぎて異性として見られなくなった。」
など、理由まできちんと伝える人がほとんどだと思います。
それだけ日本人は律儀な人が多いということでしょう。
ではアメリカではどうでしょう?
実は日本人のように、
別れの理由をはっきり伝える人はあまりいません。
それは、良い大人であれば、相手をなるべく傷つけないよう
円満に別れを伝えるべきという考え方からあります。
アメリカにも日本と同じ、
相手を傷つけないための遠まわしの言い方
というものが存在するんです。
(他の部分では結構ハッキリ言うんですが・・・)
一番よく使われるのが、
Let’s be just friends.
I’d rather be your friend.
でしょうか。
friendsという言葉が出てきたら、
相手にまだ恋人として意識されていないということです。
「お友達でいましょう」
直訳するとこうですが、
この言葉を言われてその後「じゃあ友達で」
と連絡を取るような人はあまりいません。
彼を人として好きだから友達でもいいかと
あまりしつこく連絡したりすると、
相手は「断ったはずなのに何で?」と
少し気味悪がってしまう可能性も。
ただ、相手も友達としてやっていきたい
と考えている場合がありますから、
相手の様子を見つつ、出方を伺うと良いですね。
そういえば、私はデートを2ヶ月ほど続けた
年上のアメリカ人男性相手に、
「ごめんなさい。あなたのことをお兄さんのようにしか思えないの。」
と伝えたことがあります。
彼はその言い方に疑問を持っていたようでした。
その後2時間ほど説明を促されましたが、
英語力と文化間の違いの理解のなさから
お互い微妙な別れとなってしまいました。
アメリカ人共通の別れ文句を知っておくのも、
円満な別れをする上で必要なことかもしれません。
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(photo:Ed Yourdon/flickr)