大人になりなさい~日本の母とアメリカの私の価値観の違い

14 5月

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恋愛の話から少しそれますが、

アメリカ生活を経ての自己成長について

ちょっと話したいと思います。

 

私は

「大人になりなさい。」

という言葉が嫌いです。

 

ティーンエイジャーになってから、

また大人になってからも母から言われ続けてきた言葉。

 

大人になりなさい。

 

成長途中の子供に大人がよく使う言葉ですが、

大人であっても世間で言う子供っぽい行動を起こした相手に対して

あの人はもう少し大人になる必要があるよね。

のように相手の行動を批判する時に使う言葉。

 

例えば、母と話していた時に

ちょっとしたことで意見の食い違いがあり、

彼女の考えが日本人が考える一般的な正しい考え方であると確信した母は、

いかに私の意見が自分本位なものであるかを説き、

最終的には

 

「あなたはもう少し大人になりなさい。」

 

という言葉を使いました。

 

私はアメリカに来てから考え方がとても変わりました。

色々な国の人がいて、その分違う考え方がある

ということを学びました。

 

自分が正しいと自分の正義を貫く人が多い中、

私は相手の正義が自分のものと違っていても、

そのまま受け入れることを学びました。

 

だって、その人の正義は

その人が生まれ育ってきた環境によるものだから、

誰一人として間違った正義なんてものはないんです。

 

そんな自分なりの正義を見つけた私と

未だ私をかわいい子供と想い、

もっとすばらしい大人になって欲しいと願う母。

 

アメリカでは、親元を離れたら立派な大人として扱われます。

親も子供を決して子ども扱いをすることはありません。

一人前の大人として平等に見ます。

 

英語で言うなら、

grow up.というところですが、

大人に向かってこれを言うのはとても失礼にあたります。

 

親元を離れたら一人前の大人として

自己責任で行動しなければいけません。

その分甘えは許されない反面個人が確立していると考え、

たとえ親であってもその子の生き方や考え方を否定するのは失礼にあたります。

 

私は、アメリカに単身で来て、

厳しい経験をたくさん通して、

自分の考えを確立しています。

そして、そんな自分に自信を持って生きています。

 

だから、母の世界の観点から言う

「大人になりなさい」

と言う言葉は、どうしても私の価値観とかみ合わないんです。

 

アメリカに来て世界が広がったと思ったけれど、

その分日本での居場所が狭まった

と感じた出来事でした。

 

 

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(photo:kinggrl/flickr)