白人ヒッピー、リチャードとの恋愛

9 5月

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2年前に知り合った日本人の女の子と、

その子の友達であるカップル主催の

バーベキューパーティに行ったときのこと。

 

彼女は私より4つ上だけれど、

恋愛経験は多いとは言えないそうです。

今まで日本人男性数人と付き合ったけれど、

なかなか良い付き合いとは言えないものがほとんどだと

はにかみながら話していました。

 

そんな彼女、アメリカ生活は3年目だけれど、

未だにデートをしたことがないと言います。

 

目が二重の切れ長で大きく、

ロングの綺麗な黒髪を後ろにゴムで束ねた

ちょっと地味なタイプの美人な彼女。

服もいつもジーンズにパーカーという感じです。

 

アメリカではちょっと派手にした方が声をかけられやすいので、

彼女のタイプは真面目すぎて

なかなかアメリカ人男性が声をかけにくい印象はあります。

 

そんな彼女に熱い視線を向けている白人男性を発見!

私は、もしかして・・・。

と思ってはいたけれど、案の定積極的に彼女と話をしだした彼。

 

彼女は一生懸命彼の英語を理解することと

会話を続けるのにいっぱいいっぱいの様子。

絶対あれは気付いてない・・・。

と思った私は彼女に、

 

「彼、絶対気があるよ~。最後の方で連絡先の交換しておいたら?」

 

とアドバイスしたのでした。

 

彼女は自作の自分の名刺を彼に渡し、

(彼女はグラフィックアートの専攻)

彼の名刺ももらったのでした。

*ちなみに時と場合によりますが、

名刺交換よりも電話番号交換が自然な連絡先の交換方法です。

 

その後デートを続けた二人。

うまい具合に付き合うことになるのかな?

と思いきや、ここが国際恋愛の難しいところ。

 

彼は今までアメリカ人女性以外と付き合ったことがないらしく、

彼女の英語力やアメリカ文化の理解度に不満を持ち、

結局付き合うことなく別れることになったのでした。

 

私は、今の夫と出会ったとき、

英語力が高い方とはいえませんでした。

アメリカ人を何となく理解できるようになったのも

今の夫と生活するようになってからです。

 

だから、文化の違いとか、言葉の壁は

時間と愛情で解決するものなんです。

 

リチャードは、異文化恋愛に向いていないタイプの男性だった。

 

ということでしょう。

 

でも、後々話を聞いてみると、

彼はとっても変わり者らしく、

きちんとした研究者としての職を持っているにも関わらず

ヒッピーでマリファナを常に吸っているようなタイプ。

アフリカ民族に夢中で部屋は彼らの写真や

音楽、布で覆われているという。

 

否定するわけではないけれど、

こういうタイプと付き合っていくのは

日本人としてはあまりにもお互いが違いすぎて難しい。

 

最初の印象とは大きくかけ離れている彼の姿に、

私は、別れて正解だったよ

と思わざるを得ないのでした。

 

 

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(photo:Aaron_M/flickr)