アメリカでの学生生活~Part7 祝日の過ごし方
7 8月
祝日は家族、親戚、友達と楽しく過ごす。
アメリカの祝日は、イースター、セント・パトリックス・デー、メモリアルデー、独立記念日、サンクスギビング、クリスマスが主なものとして知られています。
その他にも、コロンバスデー、ベテランズデー(退役軍人の日)、マーティン・ルーサー・キング・デーなどたくさんあります。
まず、イースターは別名復活祭とも呼ばれ、十字架にかけられたイエス・キリストが、3日目に復活したことを祝うための祝日です。
ただし実際にはイースターエッグと呼ばれるプラスチックの卵の中に、キャンディを入れて庭などに隠し、子供たちが宝探しをするイベントとなっています。
3月17日はセント・パトリックス・デーで、アイルランドにキリスト教を広めた聖人パトリックスの命日を祝う日とされています。アイルランド系でないアメリカ人も、この日は緑のものを身にまとい、夜はバーに行って友人たちと騒ぎます。
メモリアルデーは5月の最終月曜にあり、アメリカの為に命を落とした軍人達を追悼する日です。連休をとり、友人や家族とキャンプに行く人が多いようです。
独立記念日は日本ではインデペンデンスデーとして知られていますが、アメリカでは4th of July(7月4日)と呼ばれることが多いです。その名のとおり、1776年にアメリカが独立宣言をあげたことを祝した日です。
バーべキューをする家庭が多く、夜になると各家庭の庭で家庭用打ち上げ花火をあげる人たちも少なくありません。また、ローカルで花火大会なども行われています。
サンクスギビングは11月の第4木曜日とされ、アメリカ人は金曜日を有給扱いにし、土日をはさんで4連休にする人が多いようです。このイベントでは親戚や家族と過ごす人が多く、大きな七面鳥を焼いて、家族団らんで食卓を囲みます。
またアメリカで一番町並みが華やかになる日、クリスマスは日本では12月25日がクリスマス当日と考える人が多いですが、アメリカでは24日に家族親戚が集まり、チキンや大きなハムなどのご馳走を食べます。
25日の翌朝になると、子供たちはツリーのところにおいてあるプレゼントを開けます。親戚や友人の数にもよりますが、1子供あたりのプレゼントの量は最低でも5~6個だそうです。また、日本のようにきれいに包装紙をはがさず、ビリビリと音を立てて破いて開ける習慣があります。待ちきれないという喜びを表す意味で破くと言われています。
アメリカの良い点は、一つ一つのイベントを全力で友達や家族を交えて楽しむということでしょうか。
家でじっと祝日を過ごすという考え方はあまりなく、どのイベントもいかに楽しく過ごせるかを一番に考えるアメリカ人が多いように感じます。アメリカに来たら、祝日は是非外に出て、アメリカ生活を満喫してみてください。
(photo:Robert Couse-Baker / flickr )
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