主語の置き方と色の表現【日本人の間違えやすい英語1】

31 8月

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気づかず内に誤解させてる?
英語での表現方法

私自身英会話講師としてたくさんの日本人の生徒さんを教えていますが、
「おしい!文法ではあっているんだけど、ネイティブのニュアンスではこれは言わないなあ」や、
主語の置き方が日本語から英語に直接置き換えているがために違う」
などの発見があります。

まず、一番多いのが、
「この部屋にはコンピューターがあります」という文章を、
“This room has a computer. “ としてしまうケースです。

日本語に訳すと、「この部屋はコンピューターを持っています」ですね。
英語の考え方として、部屋がコンピューターを人のように持つ、所有することは不可能なので、この場合主語の選択が間違っていると判断されます。

正しい英訳は、

“There is a computer in this room. “

となり、存在を表すThere is (複数形であればare) でコンピューターの所在を明らかにしています。
その他の誤った例として、”The menu are omelets only. “ 「メニューにはオムレツしかありません」があります。
これもメニュー本自体がオムレツ (The menu=omelets) になり得る事はありませんので、
正しくは、

“There are only omelets on the menu. “

となります。

 

また、よく多いのが、色の好みの話をしていて、“I like blue color. “ または” I like white color. “ と言ってしまうパターンです。
英語でblue color「工場で働いている人達が着る作業着の色=低所得者」を指し、white color「会社員が着ている白いワイシャツ=高所得者」を指します。私が夫との初めてのデートの際に、好みの色の話をしていたとき、”I like white color. “と言ったときの夫の顔は忘れられません。

それではなんと言えばいいのか、正しくは

“I like the color, blue. “

“I like the color, white. “

です。
他の色の場合は誤解を招くことはあまりないと想いますが、白と青に関しては気をつけるようにしましょう。

(photo: gnperdue / flickr )
(photo: scui3asteveo / flickr )