U.S. News ~ハリケーン アイリーン① 

5 9月

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8月27日から29日にかけて
アメリカ東海岸に被害を与えた「ハリケーン アイリーン」(Hurricane Irene)
日本でも大きく報道されたようですね。

アメリカ留学を考えている人は色々疑問をもったことと思います。
簡単に「ハリケーン」について説明します。

 

台風とハリケーンの違い

台風は英語ではタイフーン(Typhoonと言います。
ハリケーンと何が違うかというと発生場所が違います。

タイフーン太平洋と東シナ海で発生する熱帯低気圧のこと、
ハリケーン大西洋の北部・南部と太平洋の北東部と北中部に発生する熱帯低気圧のことです。

日本では夏から秋にかけて台風が頻繁に来るので、私たちは慣れています。
しかし、アメリカ東海岸では滅多に大きなハリケーンが来ることがないので、
どのような被害を受けるかわかりませんでした。

なぜハリケーンに人名がつけられているのか?

ハリケーンアイリーンと聞いたときに
「なぜ今回はアイリーンなんだろう?」
と素朴な疑問を抱く日本人は多いと思います。
実はこれハリケーンが発生するずっと前から名前が決まっているのです。

アメリカのNational Hurricane Center
アルファベット順に男女の名前が順番に決められています。
既に2016年まで決定しており、2012年の最初のハリケーンはAlberto、次はBeryl、 そして Chrisとなっています。

 

避難勧告

ハリケーンが来る前日、東海岸にある多くの学校、会社が閉まりました。
最悪のケースに備えて、
大きな被害が予測された海岸沿いに住む人は避難命令(evacuation)も出ました。
それでも避難したくない人は、
孤立する(消防車も救急車も誰も助けられないし来れない)
という承諾の上、書類にサインをするという処置をした程です。
これは裁判王国アメリカならではかもしれません。

2005年のアメリカ南部を襲った ハリケーン カトリーナ(Hurricane Katrina)
約2000人の死者を出しました。
その被害を教訓としていたように思えます。

私は東海岸に留学していたことがあるので
その時の友人たちが被害を受けないかどうか心配で、ニュースの速報をチェックしていました。

(photo: rmarshall / flickr )
(photo: NASA Goddard Photo and Video / flickr )