アメリカの年末調整 ~払いすぎた税金が戻ってくるTax Return~

17 1月

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日本で行われる年末調整のように

アメリカでも税金に関する作業が年の初めに行われます。

 

日本では年末調整って会社がやってくれるところが一般的ですね。

会社からの給料以外の収入がある人や

高額な医療費を払った人など個別に申告する人以外は

年末調整ってただ会社がやる自動的なことで

詳しくは知らないっていう日本人が多いのではと思います。

 

しかし、アメリカでは会社がやってはくれません。

収入がある一人一人が申告しないといけないのが

このタックスリターン(Tax Return)です!

税金を多く納税していた場合は、差額が政府・州から返金されます。

逆に少なかった場合は、追加で支払わないといけません。

 

一般家庭では戻ってくることがほとんどなのでリターンというのです。

アメリカ人はこの返ってくるお金をバケーション費用に充てたり、

新しく家電を買い換えるのに使う人が多く、

タックスリターンの作業は面倒だけど、返金を楽しみにしている家庭がいっぱいです。

 

さらに日本と違うのは

小額のアルバイトをする学生でも申告の必要があることです

もちろんアメリカで留学して、バイトをしている留学生も同じことが言えます。

私が通っていた大学では、

留学生には難しいこのタックスリターンを手伝ってくれる

ボランティアの方がいました。

アメリカで収入を得た人はこのタックスリターンをする義務がありますので、

今年初めてやるという人は手伝ってくれる人を探した方がいいですね。

 

また、H&Rという税金処理の専門の会社などもあります。

結構なサービス料がかかるので、アルバイトをしている留学生向きではありませんが

アメリカで就業している人にはこちらを利用した方が早いでしょう。

 

 

(photo:401(K)2013/flickr)