ウィスコンシン州の寺院銃撃事件

9 8月

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以前コロラド州の映画館銃乱射事件を書きました。

アメリカではこういった無差別の大々的な事件が起きるとそれに影響される人がでてくることが多いのです。

 

8月5日、ウィスコンシン州のオーククリークにあるシークテンプル(SihkTemple)で新たな銃撃事件が起こりました。

今回の事件は無差別というよりも宗教的差別な殺人事件でした。

犯人は白人男性で以前ミリタリーに所属していた人物。

彼は911のテロ事件に関連するタトゥーを腕にしていたとも、イスラム教徒に対する暴言を吐いていたことがあったととも周りの人々が証言しています。

しかし標的となったのはイスラム教ではなく、インドを発祥とするシーク教(Sihk)の寺院でした。

シーク教徒はターバンをかぶり、髪やひげを伸ばすのでイスラム教徒に間違われることがよくあるそうです。

彼らは突然寺院に現れた犯人により間違われて6人も殺されたのです。

 

差別がなくならないアメリカ

今回の銃撃事件のように宗教的差別もありますが、差別(Discrimination)の種類は色々あります。

日本で外国人差別がなくならないように、アメリカやその他諸外国に行くと有色人種(Colored)や日本人そしてアジア人に対する差別的思考がある人に人種差別されることもありますし、また外見が似ているからと日本の近隣国(中国・韓国・台湾など)の人々に間違われて差別にあうこともあります。

自由の国アメリカ、人種のるつぼアメリカであっても差別というのはなかなかなくならないのです。

白人の率が多い地方の方だとやはり差別にあうことは多いようですが、色々な人種が集まる都会であってもやはり差別的思考がある人もいるのです。

 

お店などで酷い暴言を対応をされた場合はマネージャーに訴えるべきですし、外国人に慣れている語学学校などではなかなかありませんが、もしもあった時はカウンセラー等に相談しましょう。

 

(photo:Bob Doran/flickr)